みんなのブログ

2020/12/5

二十歳の頃の話をしろと学生に言われて…

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私の教えている学部の学生から(シェアしたポストのように)リクエストがきました。二十歳のときの自分について本を出せと。

私は二十歳まではかなり平凡に生きていたと思います。大学のバレー部に入って、バレーボールの練習と、そのあとの夕食+ビールと、麻雀、そして終電という日々でした。

ところが21歳で交通事故に遭ってバレー部をやめて、新しい人生が始まりました。

学生(黒木さん)がシェアしている雑誌はポパイですが、懐かしいなあ。その雑誌でモデルをすることになって、それがきっかけで英語を喋る友達がたくさんできました。

それからは、いつもジーパンの後ろのポケットにコンサイスの英和和英辞書を入れて歩くようになりました。テレビを見る暇があったらNHKの語学講座を探しました。ほとんど聞き取れなかった英語の授業がわかるようになり、自分の脳の中に「英語脳」が生まれていくのを感じました。

英語を話すようになって顔つきが変わったと言われます。よく、ボリビア人やその他の国の人と間違えられるようになりました。上手に発音しようとして頑張っているうちに、顔の筋肉のつき方が変わったんだと思います。

みんな、21歳のときに起きた変化でした。

24歳でアメリカに留学、27歳でポルトガル語のブラジル(モンチアズール)へ、40歳のときにはボリビアで3ヶ月過ごしてスペイン語も少しできるようになりました。

今の私の頭の中では、3ヶ国語半の脳が仲良く働いています。あれから40年近く、刺激的な人生でした。15年前に日本に帰ってきてからも、「世界」は自分の頭の中にあるので、いつも一日中世界旅行をしているような気分です。

それらの言語の習得に、ちょっとずつ恋愛が絡んでいたことも告白します。そのお話は無料では出せないので、いつかまた。