世界とつながる

CRIは、2018年に “社会イニシアティブ” 世界フォーラムの日本開催に携わったことをきっかけに、世界各地のシュタイナー系社会活動グループとの交流を深めることになりました。2020年にはシュタイナー系ユネスコスクールの国際ネットワーク “Waldorf-UNESCO Network” の立ち上げにも関わり、海外のシュタイナー学校とも頻繁に連絡を取るようになりました。

社会活動・教育活動グループとして、”社会イニシアティブ” 世界フォーラムや “Waldorf-UNESCO Network” への参加に興味のある方は、「CRIへのお問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

シュタイナー学校・UNESCOネットワーク(Waldorf-UNESCO Network)

下の項(”社会イニシアティブ”世界フォーラム)で述べる2018年の交流がきっかけとなって、シュタイナー学校とユネスコスクールを結ぶネットワークが2020年に生まれました。現在は、15校ほどがメイリングリストを通じて交流し、2ヶ月に一回の情報交換会(Zoom開催)に参加しています。

⑴シュタイナー学校でユネスコスクールの認定を受けている学校、⑵ユネスコスクールの認定を受けていないけれど地球規模の社会問題に関心の高いシュタイナー系の学校、⑶シュタイナー学校ではないユネスコスクール認定校、⑷シュタイナー学校でもユネスコスクールでもないけれど地球規模の社会問題に関心の高い学校、などが集まる会です。

活発にミーティングに参加しているのは京田辺シュタイナー学校、横浜シュタイナー学園、みふじ幼稚園、Rudolf-Steiner-Schule Loheland(ドイツ)、Rudolf-Steiner-Schule Gröbenzell(ドイツ)、Escola de Resiliência(モンチアズールの小学校)、AWSNA – Association of Waldorf Schools of North America(北アメリカ・シュタイナー学校協会)、Freunde Waldorf: Freunde der Erziehungskunst Rudolf Steiners, Berlin(フロインデ:シュタイナー教育友の会、ベルリン)などです。

ユネスコスクールという世界的なネットワークとの交流を通じて国際社会との関係を築こう、という「フロインデ」からの発案と、シュタイナー学校が、同じ方向を目指す教育運動と交流することでシュタイナー教育そのものの変革を実現しようという日本側メンバーの願いとが、このネットワークの2つの主なゴールとされています。

Waldorf-UNESCO Networkの概念図(ユネスコスクールのネットワークとつながることで、シュタイナー教育の運動が世界に開かれ、内に向けても進化が起きることをイメージしたもの)

“社会イニシアティブ” 世界フォーラム
(World Social Initiative Forum-WSIF)

2018年に日本で開催されたこのフォーラムの始まりは2000年、ウテ・クレーマーさんとトゥルース・ジェレイツさんという二人の女性が意気投合して始めた活動でした。シュタイナー系の社会活動グループが、主催地の社会活動グループと交流するイベントとして続いてきました。2015年からはゲーテアヌム精神科学自由大学の社会部門が主催してきました。

2018年には、CRIと東海大学の学生サークル「ベイジョ・メ・リーガ」が主な実動団体となって日本で開催。3月28日から4月2日にかけての復活祭の週に身延山と御殿場で開かれたフォーラムに、のべ465人が参加しました。ブラジルやドイツ、スイス、スペイン、タイ等々、世界15カ国からおよそ50人が来日参加した他、日本各地のシュタイナー学校やシュタイナー系のグループ、普段UNESCOユースセミナーで活動をともにしているユネスコスクールや外国学校(ブラジル学校、朝鮮学校、インターナショナルスクールなど)の中高生や先生方が集まり、実に多彩・多様な顔ぶれとなりました。

WSIFは、その後もスイスやエジプトで開催され、2021年にはケニアとスイス(ゲーテアヌム)での開催が予定されています。

2018年3月28日〜4月2日に日本で開かれた”社会イニシアティブ” 世界フォーラム(御殿場会場)