日本での活動

モンチアズールから日本に帰国したボランティアたちが中心になって、日本に住むブラジルルーツの子どもたちの「子ども時代を守る」活動を続けています。

私たちは、「モンチアズール」という名の貧困コミュニティの活動を応援してきました。モンチアズールでは、シュタイナーという思想家の思想をベースにした教育、医療、芸術、農業の活動がおこなわれています。CRIのメンバーの多くは、そこでボランティアとして働いたことのある人間で、帰国後もその体験とポルトガル語の力を生かして、日本に住むブラジル人の子どもたちのために活動しています。

多文化共生社会の創出をめざして

ブラジル学校の生徒など普段日本の社会と接点の少ない子どもたちが、日本の子どもたちと出会って思いっきり遊ぶ「マルチカルチャーキャンプ」、国際理解教育に励むユネスコスクールの高校生たちと、外国学校の高校生たちが集まって地球規模の課題について話し合う「UNESCOユースセミナー」などを開いています。

世界とつながる

2018年、UNESCOユースセミナーの参加メンバーの協力をえて「”社会イニシアティブ”世界フォーラム(World Social Initiative Forum-WSIF)」を開催しました。シュタイナー系の社会活動グループが、主催地の社会活動グループと交流するイベントです。日本のシュタイナー学校や世界各地のシュタイナー系グループが日本のユネスコスクールと出会ったことがきっかけとなり、2020年には「シュタイナー学校・UNESCOネットワーク(Waldorf-UNESCO Network)」が立ち上がりました。

ブラジルにボランティアに行く人たちへの支援

モンチアズールなど、ブラジルの社会活動にボランティアに行く人たちへの支援も、私たちの活動の一つです。モンチアズールが受け入れた日本人ボランティアは、2020年初頭までにおよそ100人、姉妹団体の「光の子どもたちの会」に行った日本人ボランティアは20人ほどになります。